スキャンダルは恋のはじまり
カーラ・エリオット著 河村恵[訳]
940円(本体895円)/2011年1月27日発売
ISBN978-4-344-41596-6
原題:TO SIN WITH A SCOUNDREL
カーラ・エリオットが日本初登場!
「罪深き集い」3部作の第1作!
対極にあるふたりが、惹かれ合うのはなぜ?
夫を毒殺したと疑われる侯爵未亡人と、
ロンドンきっての放蕩者が仕掛ける恋のゲーム。
ウィットと笑いにあふれ、胸が熱くなる王道ヒストリカル・ロマンス。
あらすじ
19世紀初頭。ロンドンでは、二大ゴシップ記事が注目の的となっていた。
ひとつは、侯爵である夫を毒殺したと疑われる侯爵未亡人キアラ・シェフィールド。薬学に大きな関心をよせるキアラは、貴族の女性であるにもかかわらず、科学的な研究会に参加していることから、“黒魔女未亡人”というあだ名がついていた。
もうひとつは、数々の奇行で悪評の高いハドリー伯爵ルーカス。道楽者のルーカスは、最近もはめを外しすぎて、娼婦とともに噴水に落ちる、という記事が報道されたばかり。
キアラは、ルーカスの記事を読みながら願った。この放蕩者の伯爵がもっとエスカレートして、私についての誹謗記事が消え去ったらいいのに……。
だが、キアラへを容疑者扱いする情報は、キアラの亡くなった夫の家族が故意に流しているものだった。キアラを殺人罪に問うことで、キアラの息子ペリグリンの養育権を奪おうと画策しているのだ。キアラは強欲な夫の家族から息子を守るため、最後まで戦いぬくことを決意していた。
一方、ハドリー伯爵ルーカスは自堕落な生活を送りながらも、唯一の後見人であるおじのヘンリーのことだけは慕っていた。車椅子で生活するヘンリーおじは学問好きの准男爵だが、ルーカスの放蕩ぶりを嘆きつづけている。
ヘンリーは自分が手に入れた古代文書の謎を解いてくれる頭脳明晰な学者を探していた。その文書は科学的な発見を、宗教上の検閲から隠すため、大部分が暗号で書かれていたのだ。ヘンリーの勘では、計り知れない価値があるにちがいなかった。
ヘンリーはルーカスに、その文書をキアラ・シェフィールドに届けて、彼女に解読してもらうよう、頼んだ。ヘンリーはキアラの論文を読み、彼女の知識と才能に賭けてみようと考えたのだ。
夫を毒殺したとうわさされ、科学にいそしむインテリ女だと?
いったいどんな蛇女メデューサがでているのやら……
いやいやながらもおじの願いを断れないルーカスは、キアラの家を訪問する。ところが、何度、訪問しても執事に追いかえされてしまう。
仕方ない。覚悟を決めたルーカスは、忍び込むことを決意する。
それが彼の運命を大きく変えることも知らずに……。
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